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傾聴の心理学

『傾聴の心理学
PCAをまなぶ:カウンセリング/フォーカシング/エンカウンター・グループ』
坂中 正義 編著 / 田村 隆一 著 / 松本 剛 著 / 岡村 達也 著
<A5判 212頁>
創元社 2017年9月刊行 ISBN978-4-422-11668-6

傾聴の心理学

価格:

2,530円 (税抜 2,300円)

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ほんとうに「人の話に耳を傾ける」って… むずかしい?

 こころの援助の極みがカウンセリング・心理療法なら、社会のなかでの援助一般においてもそのエッセンスは重視されます。
そうして「傾聴」は、教育・福祉・医療・司法などの対人援助職のみならず、それらを支えるボランティアの基本的姿勢として位置づけられてきました。
日常生活においても、さまざまな援助の場面が存在し、そんなときにも「傾聴」は意識されるようになってきました。
また、対人援助という文脈に留まらず、相互理解が求められるようなシーンでも「傾聴」の重要性は理解されるようにもなりました。

また昨今、こころの援助の領域では「臨床心理士」の着実な定着とともに「公認心理師」資格が整備されつつあります。
また教育界では、アクティブラーニングといった「学習者中心」の教育がトピックスとなっています。
前述のようにさまざまなシーンでの「傾聴」の重要性が叫ばれているという状況もあり、その基礎理論といえるPCAの学習の重要性は、ますます高まっているといえます。

このようななかで、今あらためて「傾聴」という態度・姿勢をその芯から学びなおそう! とのねらいで、この本は編まれました。
傾聴の生みの親である「パーソンセンタード・アプローチ」のすべてを総覧することから始めましょう!!


〔目次〕
序 章 ロジャーズ――人生の軌道と分岐点
    コラム1:日本への導入
    コラム2:グロリアと3人のセラピスト
第1章 パーソンセンタード・アプローチとは
  理論的展開
  実現傾向と必要十分条件
  人間性心理学
    コラム3:プリセラピー
    コラム4:プレゼンス
第2章 パーソンセンタード・カウンセリング
  パーソナリティ論
  援助論
  プロセス論
  位置づけと意義
    コラム5:パーソンセンタード精神病理学
    コラム6:パーソンセンタード・セラピーのエビデンス
第3章 体験過程理論とフォーカシング
  カウンセリングが成功するとき
  体験過程理論
  フォーカシング
  フォーカシング指向心理療法
    コラム7:体験過程スケール
    コラム8:クリアリング・ア・スペース
第4章 エンカウンター・グループ
  エンカウンター・グループとは
  テツロウさんの体験
  ファシリテーション
  グループプロセス
  個人プロセス
  位置づけと意義
    コラム9:構成的エンカウンター・グループ
    コラム10:出会いへの道
    コラム11:Encounter Groups: First Facts
第5章 アプローチとしての展開
  子どもたち・家族へのアプローチ
  学校教育へのアプローチ
  組織へのアプローチ
  医療・福祉領域へのアプローチ
  コミュニティへのアプローチ
  多文化理解・国際平和へのアプローチ
  スピリチュアリティ
  ファシリテーター研修
    コラム12:アスピー尺度
    コラム13:からだの感じを言葉にする実習
第6章 パーソンセンタード・アプローチをまなぶ
  なにをではなく、いかにまなぶか
  まなぶプロセスを意識するも設定。

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